観戦 - 服部緑地 2009秋 13
SONY α350
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: 服部緑地

天然ステンドグラス。
SONY α350
SONY 135mm F2.8[T4.5] STF (SAL135F28)
place: 服部緑地(大阪府豊中市)

部屋のなかでレコードやCDのジャケットばかり撮るのに飽きてきた。
ひさしぶりになんか撮ってみようと、服部緑地を歩いてみた。
ここを訪れると、少年のころが思い出されてならない。
ずいぶん変わってしまった。
なくなった径がある。好きな径だった。
今、そこにはでかいレストランが建っている。
私は40年前の服部緑地を、かなり鮮明に思い浮かべることができる。
この記憶を風化させてはならない。そんなことを思ったりした。
SONY α350
SONY 135mm F2.8[T4.5] STF (SAL135F28)
place: 服部緑地(大阪府豊中市)
体育の日、能勢方面へ軽くツーリング。
超地元『秋鹿(あきしか)』のひやおろしを買った。というより、これを手に入れるのもツーリングの動機の一つだったわけだが。
先だって、宮城の『浦霞』で愉快なひとときをすごせた。今宵は地元の酒で、というワケである。
『秋鹿』は、私がもっともひいきにしている銘柄だ。
肴はサンマ焼。
サンマは秋刀魚と書く。そこに秋鹿と秋限定のひやおろしであるから、酒に酔い、季節に酔うことができる。
サンマは今、1尾100円程度。
ところで――。
サンマを食らう場合、大根おろしをてんこ盛り添えないと満足できない。
酒場やめし屋でサンマをたのむと、その大根おろしが、ちょびっとしかついてこない。ヒジョーに不満である。
また、サンマのそばに大根おろしのミニ山をお灸のように盛りつけるのが、全国共通の型となっているようだ。しかるに、あの形式だとおろしから水分が流出し、せっかくパリッとなっている皮をフニャフニャにしてしまう。到底許せるものではない。
私は、大根おろしは茶碗一杯用意、さらに、サンマの皿とは別にならべるのを流儀としている。
SONY α350
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
●『秋鹿』純米吟醸ひやおろし (大阪府)



大阪中之島の国立国際美術館で開催中の『ルーヴル美術館展』を鑑賞、その帰りに。
柱などに写真のようなレリーフが多数ほどこされてある。これをこっそり美術館のなかへもちこんで展示しても違和感ないかも? そう思ってみたいほど、歴史と風格をたたえている。
取り壊しが決定している。惜しいがしかたがない。これは同じ中之島にあったフェスティバルホールとは違い、経済面で語られるべきことだろう。
となりにはすでに立派な新ダイビルがそびえたっており、この旧ダイビルのテナントも続々とあちらへ移っているようである。新ダイビルのエントランス周りは、わずかに旧ビルのムードを残したデザインになっている。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 大阪・中之島ダイビル

美瑛は〝丘のまち〟と呼ばれる。
最近、このあたり(※となりの上富良野)に観覧車が出現したらしい。これを決定した連中はいったいどういう脳ミソをおもちなのか。信じられない愚行である。
90年代に撮ったポジを起こしたもの。四隅の黒ずみは「ケラレ」といって、レンズ先端に装着したフィルターが(厚みがあるために)、画面に干渉して発生する現象。
MINOLTA α707si
MINOLTA AF24-85mm F3.5-4.5
place: biei, hokkaido
date: 1990s
【シャコンヌ狂時代】 巌本真理 Mari Iwamoto ( I )( 1949)
アオサギ 「オジサマ、今日も釣れないようですワネ」
オッサン 「……」
SONY α350
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: 服部緑地(大阪府豊中市)
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↑METROBANK OSAKA SUB BRANCH
《メトロバンク》は、フィリピンでもっともメジャーな銀行である。
先日、一泊二日でフィリピンに行ってきた。疲れました……。
――というのはウソで、大阪の本町に支店があるのである。
送金の用があって立ち寄った。相手の口座がメトロ銀行だった。
郵便局や日本の銀行からでも送れるが、外国の銀行なんて寄りつく機会がない。おもろそうなのでワザワザ市内に出たものです。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 大阪市中央区本町
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mummy 「さあ、インケツな世の中や。踊って忘れんかい。ワーッソ、ワッソ!」
fefefe 「アカン、熱出てきた……」
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: 四天王寺
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道斜里町
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SONY α350
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: toyonaka, osaka
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このような〝水〟のひと文字が、家屋のかたすみに記されているのを見かけることがある。火難除けのまじないであると聞いた。
SONY α350
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: inagawa, hyogo
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ただ一輪。
この草地は、もともと芋畑で、掘り残しが花をつけたのか……。
北海道で、広大な農地を埋めつくすジャガイモの花を観たことがある。あれは壮観だったが、こういうのも悪くない。
SONY α350
SONY 135mm F2.8[T4.5] STF (SAL135F28)
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: inagawa, hyogo
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与那国島は、周囲が一部をのぞいて断崖絶壁となっている。まさに絶海の孤島である。
島の東端・東崎(あがりざき)の、身のすくみあがるような岸壁から沖縄本土に思いをはせると、この島に隔離されているかのような錯覚にとらわれたりした。
与那国馬は主として、南北にそれぞれ存在する牧場、それに東崎の3カ所で多数観られる。草をはみ、自由な時間をすごしている。
牧場内に柵などはなく、馬は北海道のどんな牧場よりも広いスペースをあてがわれている。牛も同じ場所に放されていた。
牛馬たちには高所に対する恐怖がないらしい。彼らは、ぞっとするような崖っぷちまでのこのこと歩いてゆき、平然と草を食い、ときにウンコなんぞを落とす。
朝、久部良(くぶら。西端にある集落)の宿泊地(※民宿『もすら』)から、クルマを飛ばして東崎へ向かった。ほぼ、島の西端から東端へ走り抜けることになる。それでも20分かからない。
東崎のサンライズのみごとさはもちろんのこと、そこまでのドライヴの気持ちよさも忘れられぬ。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: 与那国島東崎
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ウミネコ(クチバシの先端上下に色付)、ユリカモメ(脚が赤色)、オオセグロカモメ(クチバシの先端下部に色付)などの混群である。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place and date: オホーツク海(厚床) 2008年10月
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ここ最近、過去のネガをスキャナーで写真に起こし、パソコンで整理するという作業をのんびり進めている。
出てきたものを、ついでにネタにもしてみるのである。
信州・北アルプスにはいろいろなコースが用意されている。
このときたどったのは〝裏銀座コース〟。
前年、中央アルプスを単独縦走しており、ステップアップしたつもりの登山だった。
日時は2002年08/28-09/03、ルートはざっと次のとおり。
新穂高温泉→●双六岳→三俣蓮華岳→鷲羽(わしば)岳→水晶岳→●野口五郎岳→●烏帽子岳→不動岳→七倉乗越→●船窪野営地→北葛岳→蓮華岳→針ノ木岳→●大沢小屋前野営地→扇沢 (●=泊)
テント泊の単独行である。
気まぐれにしか登山をやらぬ者には、文字どおり、やや荷が重かったかもしれない。
とにかく、しんどかった……。
たしか荷物は、絞るだけ絞り、それでも水抜きで18キロだったように思うが、途中で遇ったヤツは30キロを担いでいた。そいつもしんどそうだったな。
〝表銀座〟はすでに踏破していた。〝裏〟のほうがよっぽどキツいし、コワい。が、そのぶん達成感もまるで異なる。個人的には〝裏〟のほうが好きである。
百名山の水晶岳(水晶小屋)あたりまでは人も多い。だが、その後野口五郎方面へ歩きはじめると、ほとんど人の姿を見かけなくなった。
↑(左)双六岳で一泊す。山吹色のテントがワタシのもの。 (右)三俣蓮華岳の三俣山荘前から槍ヶ岳を望む。
このあと、鷲羽岳&水晶岳と続く。水晶岳はちょっとだけコースをはずれることになるので、分岐の水晶小屋に荷物を置いておき、空荷で登った。
↑野口五郎岳。(左)すでにシーズンオフか、だれもいない。 (右)北アルプスの夕映え。アーベント
野口五郎小屋はすでに営業を終了していたので、登山客はおらず。テントも私のひと張りのみ。みごとなアーベントグリューエンを独り占めだ。写真は、色あせているのではない。このように黄金色に染まる現象なのである。夜は風がめちゃめちゃ強かった。

船窪野営地は「テントを張ってよい」というだけの広場。粗末なトイレ、涌き水がある(ちょっと危険な場所にある)。
有料となっているが管理人はいない。どうなっとるのか、と思っていたら、暗くなりかけたころ、集金人が来た。その先にある船窪小屋からやって来るのである。かなりの高低差がある。利用料金は500円だったと記憶するが、それだけのためにご苦労さまなことだと思った。
水場から帰ってきたらその人はいた。外人サンだった。アルバイトという。ニコニコしている。ここまでの道のりをまったく苦にしていない。
それもそのはずで、その人はネパールのシェルパ族だった。エベレストをマクラにしている民族にすれば、この程度はタバコを買いにゆくくらいのものらしい。
写真を撮っとけばよかったと悔やむが、もうバテバテでそれどころではなかったようだ……。
↑北葛岳と蓮華岳のあいだには〝蓮華の大下り〟がある。500メートル以上の高低差だ。私の場合、これを逆に登る。大上りである。
蓮華岳はコマクサの群生地。9月であり、すでにその時季を終えていたが、咲き残りがまずまず観られた。最盛期はさぞかしと思われる。
前から観たいと思っていた白いコマクサを発見し、驚喜す。
その後、針ノ木小屋から下山開始。大沢小屋のキャンプスペースで最後のキャンプ。ひさしぶりに缶ビールを飲んだ。だが、それよりも好きなだけ水が飲めるよろこびのほうが大きかった。
翌日、扇沢に到着。縦走を完遂した。
だが、旅はまだ終わっていなかった。
その足で松本へ向かわねばならない。
夜、松本で小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラによるベートーヴェンの『第9』を聴くことになっていた。そもそも、このコンサートに合わせて登山計画を立てていた。
無理のない行程を組んだつもりも、一日でも遅れれば、高額チケットがフイになる。おかげで集中力が高まったかもしれない。
↑朝の6時。大沢小屋のキャンプ地にて。ここから扇沢までは平坦路。危険な場所はない。どうやらコンサートには間に合いそうだ。
風呂になんぞ入っていない。汗が乾き、塩昆布人間のようになっていた。
信濃大町から松本まで、電車内ではドアの隅っこに張りついていた。そうとうに汗臭いはずだった。
松本駅そばのコインランドリーで服を洗い、銭湯に入って、登山靴のまま会場の《長野県松本文化会館》へ乗りこんだ。
不思議に疲れはなく、眠気にも襲われずに全曲聴き通した。
小澤の指揮よりも、東京オペラシンガーズの合唱のほうが印象に残っている。
このときの演奏はCDになった。記念品としてもっているものの、残念ながら、たいしたものではない。
20歳ごろに大阪で聴いた小澤&新日本フィルの『第9』がすばらしかったので、あれをもう一度、という願いが私にはあった。だが、ついにあのときほどの感動を味わうことはできなかったのだった。
松本駅前の居酒屋でビールとウィスキーを飲んだあと、今はなき夜行の『ちくま』で大阪へ帰った。
裏銀座縦走後はしばらく、「これで当分アルプスはエエワ」と思っていた。実際、あれから一度も登っていない。
私は、ホントは高いところがニガ手である。なのに最近、またなんとなく血がさわぎはじめている。
山行は、オートバイ・ツーリングにはないものをくれる。
私は夏山しか登らないし、「趣味は登山です」と言えるほど熱心ではないが、あのだれもいない尾根をモクモクと進むときに、「オレ、なんでこんなことしとるんや?」……ふとよぎる想い、そしてそれを追っかけるように湧いてくる自虐的な滑稽さがよかったりする。
「吾輩はアホである」と、そう自覚したときによろこびを感じる。われながらケッタイな性分だ。だが、それが人間というもの、男というイキモノなのかもわからない。
メシは乾燥ライスとしそのふりかけ、パンと蜂蜜だった。
毎度それだと、さすがに飽きるときがある。そのために袋麺を一つだけもっていた。2つに割り、それぞれを烏帽子岳(烏帽子小屋)、大沢小屋で食った。それが叫びたいほどのうまさだった。
そんなことを今、思い出した。
MINOLTA α707si
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: nagano
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「草花がいよいよ生える」……が弥生(3月)という言葉の由来と聞くが、言い得て妙ナリ。
ヤマツツジの一種か。(03/27 兵庫県猪名川町)

近所の田のあぜ道にはやくもレンゲ。一輪挿しのようにひょっこり咲いていた。色鮮やかで、花びらにも張りがある。咲きたてのホヤホヤといった感じだった。(03/28 大阪府豊中市)
大阪は24日に開花宣言。その根拠となる「標本木」はたいていの場合、ソメイヨシノである。だがほかの種では、ホレ、このとおり、すでに満開です。(03/28 大阪府豊中市)
SONY α350
SONY 135mm F2.8[T4.5] STF (SAL135F28) (ヤマツツジ)
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
【シャコンヌ狂時代】 ヴィクトリア・ムローヴァ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲最新録音)
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英語で "vapor trail"(蒸気の跡)。
枯葉は "dead leaf"(死んだ葉)。
ロマンがないですなァ……。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: osaka
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昔、名神高速のガード下でよく遊んだ。
高速道路というものは橋脚、あるいは盛り土で支えられている。
私たちがホームグラウンドにしていた公園は、ちょうどその盛り土が途切れたところにあたっていた。
盛り土の斜面の一部には、このような板チョコを想起させるコンクリート・ブロックが貼りつけてあり、それを足がかりにして、軌道のそばまで登れた。
そこからさらにアブナイ箇所をクリアすることで、防音壁の隙間などから高速を行き交うクルマを間近に見ることができるのだった。
そこにはうまい具合にやわらかい草がはえていて、腹ばいになることができた。
仲間とそうやって寝そべり、好きなクルマが通過するのを根気よく待つのである。
マツダの「コスモスポーツ」とかトヨタの「スポーツ800(通称〝ヨタハチ〟)」、ニッサンの「スカイラインGTR(ハコスカ)」などが人気だった。私はホンダの「S800」が好きだった。
いずれもミニカーやプラモデルでしか知らぬ憧れのクルマであり、実物など、見たくてもかんたんには見られない。そんな夢を叶えてくれるのが高速道路だった。
一度だけ、トヨタ2000GTを目撃したことがある。
みんながいっせいに喚声をあげた。それこそ、ほんの一瞬の出来事なのに、いまだにその情景が忘れられない。
そんなことを思い出してみれば、この〝板チョコ〟は、ちょっとした夢への階段だったと言えそうである。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 中国自動車道高架下(大阪府豊中市)
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長良川源流にあたる蛭ヶ野というところへ行った。キャンプ場があり、水が美味い。
そこで2日ばかりキャンプをして帰る予定が、2日目の朝、唐突に、行ったことのない佐渡島へ行きたくなった。
急遽予定を変更、キャンプを撤収し、蛭ヶ野を発った。新潟か長野(ちょうど県境あたり)での一泊をはさみ、佐渡へ渡った。
トキ保護センターを見物したりしながら、島を一周した。まだ2羽のトキ(※ミドリとキン)が存命中だったころである。
見学者とトキとのあいだにはかなりの距離がとられており、肉眼では見えなかった。望遠鏡で観られるようになってはいたが、そんなもんで観たところで……とテンション上がらず、結局観なかった。
佐渡では2日間の滞在だった。ドンデン高原で一泊し、赤泊港でもう一泊。写真はその赤泊での夜明けである。
それ以前も、その後もいろんな場所で夜明けを迎えたが、こんなに美しい朝をいくつも思い出せない。
ネガは変色してしまっているが……。
実は、生まれて初めて一眼レフを買い、初めてそれを携行してのツーリングだった。
このときはまだ「露出ってなにさ」のレヴェルである。絞りを開くと速いシャッターを切れるが被写界深度が浅くなる……とか、暗いときには高感度のフィルムを使う……とか、入門書でにわか仕込み。現場では、頭ではわかっていても、うまくできないことのほうが多かった。それでもいろんなものを撮った。
果然、失敗があった。
県境のキャンプ場で、たまたま出会った青年との記念写真が、露出不足で真っ黒なのが今も痛い。なにかの拍子に、ダイヤルがマニュアル(※つまり絞りもシャッターも自分で決めるモード)になっていたらしかった。デジカメだとその場で確認できるので、今ならこんなミスは起こりえない。
だいたい、キャンプで出会った人間とは、住所の交換はおろか名前すら訊かぬことが多く、当然、その後会うこともない。ふとした偶然から、意気投合したり、印象深い話をしたりした相手の写真はもっていたいものである。
キャンプ場利用者は私たち二人しかいなかった。彼はみやざきくんといい、テンカラ釣りに凝っていて、その話をしてくれたのをよく憶えている。
また、キャンプ場の名を思い出せない。新潟と長野の国境、平岩のあたりにあったはずだが……。
みやざきくんとは翌朝、国道148号線に出たところで別れた。手を挙げて合図を送ったとき、彼が私に向かってカメラを向けていたから、ひょっとすると現在、彼のアルバムのなかには、あのときの自分の写真が収まっているかもわからない……とそんな想像をしてみるのは愉しいことだ。
MINOLTA α707si
MINOLTA AF24-85mm F3.5-4.5
KODAK GOLD 100
scanner: CANON LiDE 600F
place: akadomari, sadogashima, niigata
date: 08/1994
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名は「鉄」も、鉄道趣味の傾向はゼロである。が、列車に揺られて車窓をながめるのは好きだ。
私に限らず、そういう人は多いだろう。
それを6時間半、120円で愉しめるのだから、これはうまい話である。(※もちろん遵守すべきルールがあります。詳細略。↑のタイトルで検索すれば、おおぜいの、それも詳しいひとが懇切丁寧に解説してくれるでありましょう。)
とりあえず、ルートを記しておくと、
大阪駅(10:15発 ※09:15発でも可。大阪帰着が単純に1時間早まるだけ)→近江塩津→(※1米原)→草津→柘植(つげ)→加茂→(※2奈良)→天王寺(環状線外回り)→〈そのままで〉西九条→福島駅着 or→〈内回りに乗り替えて〉天満駅着
あとは徒歩で大阪までブラブラ。
※1 米原で10分停車。ホームに立ち食いがあり、その気になれば食える。※2 土日は乗り換えなしも。
となるのですが、これが120円でOKってことです。
柘植から加茂までは単線だったはずです、たしか。
これがまた、レールの継ぎ目が多くて、まさにガタゴト列車でしてね……いにしえの風情横溢。乗り心地の悪さが愉しかったりする。いつも乗っている方たちはかなわんかもしれませんが。
関係ないけど、ワタシが通っていたころの関学の学長が柘植という方でした。
私の愉しみ方は、流れてゆく景色を見ながら酒と音楽――これです。つまり、オートバイの旅ではできないことを、ここではできる、やっちゃうわけですな。
昼は弁当をひろげたり……。
すべての列車にトイレ付いてますし、今は昔と違って停車中でも使用していいようですから、ビール好きも心配御無用。
↑普段はエラソーかつゼイタクに、「秋鹿の純米が第一」などとホザいておるワタクシも、こういうときはやっぱりコレに限ります。
それにしても、この風景への融合ぶり。この古びることのない秀抜なるデザイン、もとからそこにあるかのごとき存在感、夜よりゼッタイ昼が似合う、その陽気さ。フタがタッパーのようにピッタシ嵌るので、多少の揺れなどヘッチャラ。まさにパーフェクト。これぞ旅の相棒ナリ。
湖西線にて。バックは比良山系。残雪わずか。
↑山口智子サン。いつまでも魅力的ですな。芝居もうまいし。『ビリケン』なんかよかったですね~。ちょっとほしいな、この中吊り。
↑客車内って、意外に撮るものがない、その前に、撮りづらい……というわけで、こんなものを撮ってみた。これが窓の下部両端に付属しており、それぞれを同時に指でつまんでウンショと持ち上げる……のを親父がやってたなァ……。
撮影場所はどこだっけか、よく憶えていない、草津から柘植のあいだだったような気がします。
↑これも、とりあえず、撮ってみたもの。今から思えば、信号の裏か? 奈良駅にて。
鉄道ファンのひとたちはパシパシとなんやかんや撮ってましたけど、私は結局、10枚ほどしか撮れませんでしたワ。
【ひと口メモ】
混雑状況については、私的経験では、京都から向こうは平日と土曜はすわれた。日曜は不明。
柘植~加茂の車両は、休日は2両も、平日は1両編成なので、どっちにしてもまずまず混んでいる。またロングシート(というそうだ。通勤列車に導入されているやつです)ゆえ、すわったまま窓外の景色を見るには上体をひねりつづけなければならない。立っていたほうが愉しめる。
いずれの乗り替えも、さほどタイトではなく、余裕あり。
【会計報告】
電車賃120円+ワンカップ大関×2で約400円+コンビニ弁当と茶約500円=約1000円 (+自宅から大阪までの交通費)
ここへさらに和歌山を組みこんだルートもあるらしいので、いずれやってみます。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
SONY 135mm F2.8[T4.5] STF (SAL135F28)
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道野付半島
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今夜の降水確率80%――。
朝、ラジオから、もっとも聴きたくない声が飛び出してくる。終日降るなら、ここでもう一泊も考えられるが、夜までもちそうならば移動したい。
こんなとき、即刻頭中をよぎるのが、今日の幕営は「あれ」のあるところで……というアイデアだ。
夜に降られると、テントのなかで身体をちいさくしてビールを飲まねばならぬし、翌朝はぬれたテントをたたまなければならない。そういうことを、できることなら避けたいワケです。
「あれ」とは、すなわち、東屋(あずまや)のことである。
キャンプ場で、自分のほかに利用者がいない場合、普段は禁止されている場所に張らせてもらえることがある。
本来は休憩場所である東屋、あるいは、大型の炊事場などだ。
(※快適なのは東屋であるが、火が使えない。一方の炊事場は、大型といえどもテントを張るにはせまいが、たいていバーベキュースペースがしつらえられており、雨でもそこで焚火ができるウマ味がある。)
こうなると、キャンプというより〝野宿〟という感じになり、カッコは悪いが、テントをぬらさず、自分も雨にぬれずに、のびのびと外で酒が呑める。この魅力には抗しがたい。
まァ、旅ってのは終始スマートにコトは運ばぬということですな。
写真下のキャンプ場では、ルール遵守に厳格な管理人のオイサンがなかなかクビを縦に振ってくれなかった。
「お願いしますよ」とワタシ。
「ダメ。あすこは休憩すっとこだから」とオイサン。
「キャンプも休憩みたいなもんですよ」
「いいや。キャンプと休憩は違うよ」
「それでもなんとか……あきませんかねえ」
「ダメ。あすこは休憩すっとこだから」
管理人のカガミですな……まったく。
あげくの果てに、「どうする? 受けつけする? それとも帰るかい?」ときた。
買い出しはすませている。もう午後5時をまわっている。10月の北海道だ。すでに陽は落ちた。空には重たげな雲が垂れこめており、あたりは夜のように暗くなっている。「今夜はほぼ確実に雨」との予報はまず的中しそう……。
それなのに、これからどこへ「帰れ」というのですか。
利用者は私だけ。今宵はゆっくり呑みたい気分だった。もとより、ワタシは夜の酒のためにキャンプ・ツーリングをやってるようなものなのである。そうでなければ、こんなワガママは言いません。
「『帰るか』って、大阪まで1000キロ以上あるんですよ、帰れるワケないっしょ。で、さっきの話なんですけどね、そこをトクベツに、なんとか……」
などと笑顔をつくりながら、さらに、
「今晩の天気、知ってはりますよね?」
「降るよ、これから」
よくご存じで。
…………
粘り強く交渉を続けた結果、「火にはくれぐれも注意」の条件付きで、やっとOKが出た。
そのわりにはオイサン、「デンキつけてやっから」などと、はずしてあった東屋天井の電球を、わざわざ取りつけてくれたりするのである。ホントはいい人なんだな……と、心のなかで涙しながら思ったことだ。
設営を完了、この写真を撮ったとたん、降りはじめた。
雨が東屋の屋根を叩いている。独りの宴会。なんか、淋しくも幸福……そんな気分です。
雨と言えば、これにトドメでしょう。
B.J.Thomas(vo) "Raindrops Keep Fallin' On My Head"
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: hokkaido
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: onbetsu, hokkaido
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栗のイガが「まりにあらず」なのはあたりまえ、と言われそうであるが、実は、漢字で書くと同じである。毬=いが。ただし、木偏に求とも書きます……(広辞苑)
昔は、ネズミ対策として、これを天井裏にまいたり、巣穴に突っこんだりしたという。痛そ~。
SONY α350
SONY 135mm F2.8[T4.5] STF (SAL135F28)
place: inagawa, hyogo
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: Sea of Japan
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寒い季節に夏の画を。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 沖縄県八重山郡竹富町
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道足寄町オンネトー
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サギ 「ビフテキ……」
ウシ 「なんや、ヤキトリ……」
――というような、双方の思わく(というより掛け合いか)が交錯しているのではない。
牛にまとわりつく虫の類をサギがねらう。与那国島で、ふつうに見かける光景である。
ハエが宙を舞う。あるいは、バッタが牛におどろいて飛び出す。
コンビは固定されているのだろうか。
これを観て、昔の短編アニメ『カバトット』を思い出した。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: 与那国島
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以上、3回にわたり相泊を紹介した。
ここには、キーホルダーや携帯ストラップ、白い恋人を売りさばいている店はない。
「な~んだ。つまんない」と思われる方とはもともと無縁の場所である。
ほのかにただよってくる旅愁に身をひたしていればいい。この静寂、おのれの胸のうちにはふくらみつつある旅情がある。このうえ、なにが必要だろう……。
相泊のような場所を大切にしているかそうでないかで、その人の旅のスタイル、嗜好が見えてきたりする。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道羅臼町相泊
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マンホール = manhole
朝6時前、昧爽の街へ飛び出した。
あやうく落っこちそうになった。路面でマンホールが口を開けていたのである。鉄蓋が吹っ飛ばされていたのだった。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: inagawa, hyogo
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↑赤い脚はユリカモメか。好奇心旺盛で、じっとカメラをかまえているとエッチラオッチラ近づいてきた。
↑国後島といえば、知床峠からの眺望が有名であるが、ここからのほうが当然大きく見える。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道羅臼町相泊
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相泊(あいどまり)は、世界遺産・知床半島東沿岸ドンツキにある集落である。最果て風情横溢の、静かな漁村だ。
道路はここで途切れている。ここから徒歩で半島の先端まで踏破する者もいるが、あまり歓迎されていない。
半島の西側がカムイワッカの滝(※滝壺に温泉が流れこんでいる。入浴可能だったが、最近は禁止らしい。人が集中するとこうなってしまう)や知床五湖があるために観光ツアー客の足跡だらけとなっているのと対照的である。こちらにも相泊温泉、セセキ温泉という海べりに湧くミニ湯があるものの、カムイワッカほどの知名度を獲得してはいない。
言うまでもなく、私自身は、この相泊の静かで厳しい風情のほうを愛している。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道羅臼町相泊
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「♪ニャンコはみんな生きている~」
「アラヨッ……と」
「ちょっとあんた、こんなとこ撮らんといてェな」
失礼しました……。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: toyonaka, osaka
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松浦武四郎は、北海道の名付け親である。
国防の必要性を感じてこの地=アイヌモシリの踏査を開始、また、アイヌ民族のために、やりたい放題の限りをつくしていた松前藩を断罪すべく尽力した。
北海道で出会ったライダーらに、「松浦武四郎の名を知っているか?」と、過去に何度かたずねたことがある。残念ながら、知っている者に出会ったことがない。もう十何回、あるいは何十回と来ているベテランライダーでさえ、彼を知らない。これは哀しいことである。
司馬遼太郎がエッセイなどで武四郎について触れている。司馬サンが小説にすれば、さぞかし読み応えのあるやつができあがったに違いないし、今ほど「忘れられた」存在にはならなかっただろう。
武四郎の人生が、いかにも司馬サンの作風に向いている。司馬サン自身も、いずれ小説にするつもりであったような節がある。残念だ。
小説としては、現在のところ、佐江衆一氏のものが目立つくらい(『北海道人――松浦武四郎』新人物往来社刊)。
ひじょうな力作であることはまちがいなく、関心のある方へは一読をおすすめしておきたい。ただ難を言えば、文章が弱いことで、これだけの人物を描いたにしては今ひとつ迫力と躍動感に欠けている。
写真上の顕彰碑は、彼にゆかりのある深山峠(みやまとうげ。上富良野町)に建っている。また、峠の大きな看板には〝松浦武四郎踏査の地〟と添え書きがしてある。
写真下は歌碑で、場所は阿寒湖近くの雄阿寒岳登山口。刻まれている歌は武四郎作。
全文は〝いつまでもながめはつきじあかぬ山妹背のなかに落つる瀧津瀬〟。
古文は大学受験でやった程度でまったく自信はない。「妹背(いもせ)」とは男女のことであるから、ひょっとすると、雄阿寒岳と雌阿寒岳のことを指しているのだろうか。
これらはほんの一部であり、武四郎ゆかりの碑の類は道内に点在している。
※深山峠に観覧車建設計画が進行中とか。バカはまだいるのであるな……。広々とした、遮蔽物のきわめてすくない丘の街であるからこそ、魅力なのに。♪空と大地が触れ合う彼方……とどこかで聴いたような唄であるけれども、そこに観覧車など、いわば〝空の汚点〟ですよ。
最近、富士山の五合目まで鉄道を敷くという話を聞いた。『フニクリ・フニクラ』を思い出すと、海外の登山電車などは、なかなか風情ありげであるのに、日本がやるとなると、どうも胡散臭く感じるのですなァ……(笑)。
富士山鉄道には即刻「アカン!」というつもりはないが、美瑛の観覧車については断固として反対!……であります。
【追記】ふと気づいたのであるが、大阪弁の「あかん」は「明かぬ」の音変化と聞く。同じ理屈で、この武四郎の歌にある「あかぬ山」は「阿寒山」で、「飽かぬ」(ながめていて飽きない)とかけている、ということだろうか……?
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 上富良野町深山峠 阿寒町雄阿寒岳登山口(国道241号線沿)
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ほどなく雪が降ってきて、すぐにやんだ。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: inagawa, hyogo ( Jan. 02, 2009 )
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日本最西端の水平線に沈む。
2008年も終わり。
7月にスタートしたブログ、まことかような僻地にまでご足労くださったみなさま、ありがとう。
そしてコメントをくださったみなさん、愉しいひとときをありがとう。
すべてのものが やがてむくわれ
すべてのものが いつか救われる
時代は変わり 陽は降りそそぐだろう
生きてゆけぬと 涙する人にも
――『ほろ酔いで』 詞 / 河島英五
みなさま、よいお年を。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 与那国島久部良〝日本最後の夕日が見える丘〝
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日曜の朝、隣家の屋根で、なんやゴソゴソしとるなと思たら、やっぱりコイツだ。
「やっぱり」というのは、しばしば顔を合わすからである。黒猫なので〝タッキュービン〟という名前をつけてやった。
タッキュービンは孤独だ。いつも一匹で淋しそうに遊んでいる。
「友だち、おらんのか?」
「ボ、ボク……」
内気なタッキュービンであるが、ハトやスズメ、ヒヨドリなどを見つけるとコーフンし、俊敏なアクションをみせる。しかし、捕獲に成功したことはまだないようである。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: toyonaka, osaka
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日向(ひなた)。宮崎県の地名は日向(ひゅうが)。
SONY α350
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: 兵庫県多田銀山跡付近
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旭川から小樽まで、150キロをノンストップで走りつづけてきた。
フェリーターミナルの駐車場にオートバイを停めておき、黄昏の小樽をぶらつく。
今回も、ここまでは、さいわいにして無事故&無違反。あとは船に乗るだけ。この時間がいい。
SONY α350
SONY α50mm F1.4(SAL50F14)
place: 小樽市堺町《ルタオ》にて
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猫撮りにハマったらしい。
スーパーの行き帰り、効率よく5匹と遭遇す。
fefefe 「失礼ですが、猫ですよね?」
cat 「そうや。見てわからんのか?」
犬みたいな顔しとるがな(笑)。
「あれはなんじゃ?」
「ちょっと、それ以上近寄ったら逃げるよっ」
fefefe 「そうそう! 前脚はそろえたまま! こっち向いて! 動いたらあかん!」
cat 「こ、こんでエエのか?」
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: 大阪府豊中市岡町
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 沖縄県八重山郡竹富町
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: biei, hokkaido
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こんなのばかりも、撮ってるほうは、案外愉しい。
昔、このエリアのキャンプ場トイレの落書きに、「美瑛を富良野にするな!」というのがあった。今や、どうだろう、美瑛のほうが人が多くないか?
とはいえ、私にとって富良野は通過と買い物だけの街で、その現在をよくは知らない。これまた昔の話であるけれども、駅前で、『北の国から』の音楽を街頭スピーカーで流しているのを聴いて興ざめし、以後、足が遠のいた……。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道美瑛町
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道美瑛町
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北海道定番の美瑛。
毎度、同じような写真になる。「もうええワ……」などと言いながら、それでも、訪れるとカメラをかまえてしまう。抗しがたい魅力、です。
観光客を画面からはずすのにひと苦労。
美瑛の丘という丘を、人が蟻のように這っております。
私もカメラをぶら下げた蟻、というわけです。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道美瑛町
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 沖縄県八重山郡竹富町
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TVドラマのロケ地であって、この建物はそのときのセットであるそうだ。
「ああ、風水かなんかやっとるやっちゃな」と言ったら、「それはドクター・コパ!」とあきれ顔をされた。
『Dr.コトー診療所』というマンガを原作とした、同名のドラマということである。
マンガも読んだことはないし、ドラマも観たことない。
あとで何人かに訊いてみたら、ミナサン知ってはりました。
アタシゃ、こんなセットよりも、砂浜のほうがいい――と、もっぱら、そばの浜辺をウロウロしていた。
「ほなマ、いちおう撮っとくか」と、ついでにシャッターを切っただけです。
なんやようわからんけれども、よろこんでくださる方がいらっしゃるかもしれないので載せておきマス。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 沖縄県八重山郡与那国町
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SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: 沖縄県八重山郡竹富島
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上富良野にある日の出公園キャンプ場。
人気のサイトであるが、私はここからすこしばかり離れた白金野営場をひいきにしているため、これまで利用することがなかった。
この日は、雨のなかを走りつづけ、山上の白金までさらに距離を伸ばす気力なく(※トシだ……)、ここで旅装をとくことに。
10月初旬とはいえ、予想外に空いていた。
「予想外」というのは、中富良野キャンプ場が有料化、鳥沼やかしわ園は閉鎖……と、富良野&美瑛からはテント場がうしなわれつつある(※理由はそういうところへ住みついて動かない連中と、そいつらの恥知らずなマナーの悪さにある)ので、こうしたところへキャンパーは集合しているのかと想像していたのだった。
近年、若いライダーが減少、現在北を走っているのは、私のようないまだにやめられぬ〝かっぱえびせん症候群〝的な中年ライダーが中心という風聞は事実なのかもしれない。
実際、ここで二人のライダーと会話を交わしたが、一人は私と同年、もう一人は55歳の方だった。
ロケーションはたいしたことない。焚火も×のようだ。だが、設備が充実しているし、キャンプ場の職員さんもひじょうに親切である。
管理棟はあたらしく、棟内には電話があり、掲示板にはネットの天気予報のプリントアウトが貼ってあった。こうした情報は、ケータイ不携帯、ラジオ頼みの私には助かる。サイトは芝生張り。フリーサイトの利用料は500円。
100円/10分の温水シャワーがありがたい。身体を洗ったあと、湯温を最高に設定し、残り時間すべてを使って浴びつづければ、ほとんど湯に浸かったような気分になれる。シャワーだけではどうも、という方には近くに銭湯がある(と聞いた)。
近所に大型スーパーがあるので、買い出しにも不便しない。
すこし足を伸ばせば、〝BESTOM〝という巨大スーパーがある。中富良野方面に向かってしばらく行くと国道沿いに見えてくる。ここはビールが安い。サントリーのザ・プレミアム・モルツ500ミリ缶が260円。これは私の知る最安値だ。アサヒのプライム・タイムも同額である。これらを3本買った場合、コンビニ相場よりも150円ばかり安くつくわけで、これでガソリン1リッターぶんと考えると大きい。
自然派にはもの足りぬが、この立地は魅力だろう。美瑛も近いので、撮影派には好都合だ。
この日の朝、濃霧。
写真上は場内の並木。同下は、ここから歩いて行ける展望台からの風景。キャンプサイトではなく、ラベンダーかなにかを植えた花畑である。本来その向こうに見えるはずの市街は霧に埋もれてしまっている。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道上富良野町日の出公園
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「また引っぱり出されたのら」 …… 一度登場している木陰ネコの別テイクである。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: 沖縄県八重山郡竹富島
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onneto, hokkaido
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道足寄郡足寄町
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由布島(ゆぶじま)は西表島に隣接する、砂が集積してできたような小島である。海で隔てられてはいるものの、その部分の水深は満潮時でも浅い。徒歩で渡ることができるが、ほとんどの観光客は、めずらしがって水牛車で渡っている。いずれにしても入園料(上陸代)がかかる。
牛車には、地元の方が添乗されていて、愉しい話や島唄を聴かせてくれる。
水牛は3歳あたりから仕事を始め、30歳ぐらいで引退し、あとはポスターなどのモデルをつとめるなど、悠々自適の生活とか。
出番は2日に1回、1日8時間ほどの労働……と規則正しい。休日は日がな池に浸かっている。これは水牛の体温が40℃と高いため、本能的に身体を冷やそうとするからであるそうだ。
私は往復ともに乗ってみたが、海上で、水牛がかならずフンを落とした。
由布島にも、小島ならではののどかな時間の流れがあった。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 由布島
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terrace= テラス
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 兵庫県猪名川町大野山キャンプ場
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SONY α350
TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
place: 北海道美瑛町国設白金野営場
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↑中央、梢のあたりにオリオン座。
↑シルエットはNTTの中継所。
気の置けぬいつものメンバーで、今年4度目のオッサン・キャンプ。
キャンプ場は貸し切り。呑んで騒いで午前1時となる。
見上げると星が出ていた。テントにもぐりこむ前に、夜空へレンズを向けてみた。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 兵庫県猪名川町大野山(おおやさん)キャンプ場
星空をみるとかならず思い出すCDです。↓
Eduardo Egüez: The Lute Music of Johann Sebastian Bach - volume one
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ひょんなめぐりあわせから今月、東端と西端を踏んだ(※北方領土は、とりあえず考慮外)。
ただそれだけの記念の意味でならべてみる。
与那国島では、すばらしい水平線を見た。私的体験では、これまでは犬吠埼(千葉)で見たのがナンバーワンだったが、それをはるかに凌駕するものだった。
♪昼寝をすれば夜中に眠れないとはどういうわけだ?……
北から帰り、3日後に南へ飛んだ。納沙布を訪れてから2週間後、与那国島の西崎(いりざき)に立ったとき、我知らず、井上陽水の『東へ西へ』の冒頭を口ずさんでいた。
この両者、東と西、というよりは、北と南という印象が強い(※最南端碑の所在は波照間島の由。最北は、言わずと知れた北海道宗谷岬)。
いずれにしても、日本はそれほどせまくない。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place&date: 納沙布岬(北海道根室市。10/06)&西崎(与那国町久部良。10/21)
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↑今回の北海道での、私的お気に入りショット。「北海道ならでは」とは言えませんが……。
旅の役者と
空ゆく鳥は
どこのいずこで果てるやら
――by 寺山修司
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: 北海道別海(べつかい)町
小学生のころ、BCLというのが流行った。放送を聴き、その受信状態を簡単なレポートにして局宛に送ると、返礼&受信証明としてベリカードという絵葉書様のカードを送ってくれたものであった。
当時、札幌テレビ放送が、リスナー向けのベリカードにここ、尾岱沼の風景を使用していた。それがどうしてもほしくてダイヤルを合わせた。夕刻以降になると電波の伝わり方がよくなる。大阪でも北海道の放送がじゅうぶん聴けた。
そしてレポートを送り、目当てのカードをもらった。うれしかったなァ……。
↓にそのカードもついでに載せる。「札幌テレビ」というものの、ラジオ放送もおこなっている。札幌テレビ放送はテレビ局として開局したのでこのような社名になった、と聞いた。
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 北海道音別町
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十勝連峰へレンズを向けていたら、旭川空港へ着陸する旅客機が飛来した。
噴煙をあげているのは十勝岳。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: 北海道美瑛町北瑛付近(かしわ園そば)
※かしわ園というのは公園であり、かつてはキャンプ場でもあった(というよりキャンプを許可されていた)。なかなか印象的なスポットだったので、ここについてはいずれ記す。
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北海道へ行ってまいりました。
天候にめぐまれず、スカッとしたものはすくないが、何枚か載せてみたいと思うのである。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: 白糠町恋問(こいとい……釧路の西)
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SONY α350
SONY α50mm F1.4(SAL50F14)
place: inagawa, hyogo
※現在府外逃亡中。逃亡直前に撮ったやつを日時指定機能を使って公開しております。
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梅田茶屋町パート2。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: chayamachi, osaka
※現在府外逃亡中。逃亡直前に撮ったやつを日時指定機能を使って公開しております。
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ふいに人の流れが途切れた。
なんとなく、「クソ暑い夏が終わりよったな……」と、そんな感懐が湧いて消えた。
梅田茶屋町MBS前にて。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: chayamachi, osaka
※現在府外逃亡中。逃亡直前に撮ったやつを日時指定機能を使って公開しております。
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SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC ( with PL )
place: 大阪市北区梅田大阪第一生命ビル前(左: 大阪マルビル)
※ビル上辺がわずかにゆがんでいるが、これはビル本体がゆがんでいるのではなく、レンズの特性によるもの。歪曲収差(タル型or陣笠型)という。
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大阪北郊にはまだまだ田舎の情景が残っている。それをながめながら、オートバイでのんびりと流すのがいい。中年ライダーから鼻うたがこぼれる。
稲刈りを終えた田で、ときおり、このような風景を見かける。籾殻などを燃やしているらしい。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
place: nose, osaka
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〝親子の木〟というニックネームがついている。楡の木という。
北海道上川郡美瑛(びえい)町にて。
【訂正】
×楡 ○柏
ということです。
MINOLTA α707si
SIGMA AF100-300mm F4.5-6.7 DL
FUJICHROME Velvia (ISO50)
scanner: CANON LiDE 600F
place: biei, hokkaido
date: 1990s
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廃止論再浮上。
残してほしいが、空港3つも要らんだろうし、伊丹廃止はいたしかたなしか。
つぶすとして、その跡地をどうするか。
ヒートアイランド対策として、広大な国立の森林公園にする! ……とか。
そんなんでは儲からん、と言うなら、赤貧大阪市から、赤字と言われる天王寺動物園を譲り受け、そこへ組み入れる。そして北海道の旭山をしのぐ広々として見ごたえのある動物園として再生する。動物たちは広いところに移れる、子どもたちはよろこぶ、緑は増えるし、なかなかグッドアイデアやないでしょうかね。
人手はどうする、人件費は? 大丈夫だ。役所の片隅であくびしながら高給ふんだくってるやつ、教育者として不適格な教師などに、ここへ出向してもらい、本職の飼育員の助手として動物の世話をしてもらえばよい。人手は「じゅうぶん確保」できるのではないか。
公園名にしても「伊丹空港記念公園」とでもしておけば、空港を愛した人々の心も多少はいやされるだろう。
あまりに人気が出すぎて交通渋滞が発生するかもしれない。しかたがない。身体的ハンディをもっている人以外は、クルマは遠慮していただきましょう。モノレールもあれば、バス・タクシーもある。
肝心のカネはどうするか。そんなもん、議員定数削減、特会廃止すればそれくらいのゼニ、楽勝で出るんやないの?
――とまあ、所詮は夢語り。
私利私欲にくらんだ目に、夢など映るまい。
伊丹空港展望デッキ『ラ・ソーラ』より――part.4
南ターミナルにいたので、ANA機ばかりになってしまった。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: Itami Kuko(= Osaka International Airport )
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伊丹空港(大阪国際空港)展望デッキ『ラ・ソーラ』より――part.3
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: Itami Kuko (= Osaka International Airport )
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伊丹空港(大阪国際空港)展望デッキ『ラ・ソーラ』から。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: Itami Kuko ( = Osaka International Airport )
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所用で伊丹空港へ。展望デッキ『ラ・ソーラ』から。
大阪国際空港というのが正式名称であるが、地元ではそう呼ぶことはまずない。「伊丹空港」である。
SONY α350
TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8
place: Itami Kuko (= Osaka International Airport )
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北海道のオンネトー。
阿寒湖の西およそ20キロ地点にある。
神秘の湖と呼ばれたりしている。魚は棲息せず、ザリガニなどが湖底でゴソゴソしているだけと聞く。つまり、生物生産性のきわめて低い湖だ。ところが、この湖自体が生きているのではないかと思いたくなるほど、刻一刻と表情を変える不思議な湖なのである。
私にとっての最高のオンネトーは早朝にある。昧爽の蒼い名残があるあいだにこそ最大の魅惑を放つと考えている。
しだいに輝きはじめる湖自体のかもす神秘の蒼と、薄らいでゆく昧爽の蒼とのバランスがとれたほんのみじかい時間、湖畔の森林までもが蒼に染まり、すべてが蒼い世界のなかで調和する。
ほどなく山の端から太陽が顔を出し、淡い陽光が射す。そのときには、もう別の風景になっている。
オンネトーは、実は、この写真のようなベタ凪(=鏡のような状態)になることはめったにない。のべつ風が吹き流れているため、湖面はたいていさざ波に覆われている状態だ。
オンネトーそばのキャンプ場にはたぶん通算20泊以上しているが、私に運がないのか、このような場面に遭遇したのは2、3度しかなく、写真に撮れたのはこのとき限りである。
この写真をご覧になった方は、色彩的に不自然だと思われるかもしれないが、ほとんど手を加えていない。わずかにコントラストを強めた程度だ。条件のそろった早朝には、つかの間ながら、このような世界が現出する。
オンネトーの「トー」は、アイヌ語で「池沼、湖」の意で、北海道の地名でよく見かける。「オンネ」は「大きい」という形容詞であるそうなので、オンネトーはさしずめ〝大沼〟〝大池〟といったところか。神秘的なムードとは裏腹に、その名のシンプルなのがほほえましい。
MINOLTA α707si
MINOLTA AF24-85mm F3.5-4.5
FUJICHROME Velvia (ISO50)
scanner: CANON LiDE 600F
place: onneto, hokkaido
date: 1990s
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MINOLTA α707si
MINOLTA AF24-85mm F3.5-4.5
KODAK GOLD 100
scanner: CANON LiDE 600F
place: around tojinbo, fukui
date: 08/1994
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めったに乗らないバス。
しかし、乗ったときにはいつも、(このボタンを一番に押してみたい……)と思う。
たいていだれかに先を越されてしまう。発車と同時に押す人がいる。かなわない。
降りるのは次だ。まちがいない。そして、まだだれも押していない。チャンスだ。だが、なかなか押せない。そのうちにだれかが押してしまう。
小学生のときだったか、うれしがって押したらマチガイだった。バスが停まった。だれも降りない。ばつが悪かった。あれがトラウマになっているらしい。
一度だけ押せたことがある。
中央アルプスの登山口までバスに乗った。目的のバス停は次。もうすぐだ。しかもボタンはまだ押されていない。このままではスルーされてしまう。勇気をふるい、ボタンを押した。「とまります」のランプが点灯、やがてバスが停まり、降車に成功した。
乗客はオレ一人だった。
SONY α350
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
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