2009年10月13日 (火)

秋刀魚で秋鹿(大阪府)

Hiyaoroshi5
 

Akishikahiya20095
 

 体育の日、能勢方面へ軽くツーリング。
 超地元『秋鹿(あきしか)』のひやおろしを買った。というより、これを手に入れるのもツーリングの動機の一つだったわけだが。
 先だって、宮城の『浦霞』で愉快なひとときをすごせた。今宵は地元の酒で、というワケである。
 『秋鹿』は、私がもっともひいきにしている銘柄だ。

 肴はサンマ焼。
 サンマは秋刀魚と書く。そこに秋鹿と秋限定のひやおろしであるから、酒に酔い、季節に酔うことができる。
 サンマは今、1尾100円程度。

 ところで――。
 サンマを食らう場合、大根おろしをてんこ盛り添えないと満足できない。
 酒場やめし屋でサンマをたのむと、その大根おろしが、ちょびっとしかついてこない。ヒジョーに不満である。
 また、サンマのそばに大根おろしのミニ山をお灸のように盛りつけるのが、全国共通の型となっているようだ。しかるに、あの形式だとおろしから水分が流出し、せっかくパリッとなっている皮をフニャフニャにしてしまう。到底許せるものではない。
 私は、大根おろしは茶碗一杯用意、さらに、サンマの皿とは別にならべるのを流儀としている。
 

 SONY α350
 TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
 ●『秋鹿』純米吟醸ひやおろし (大阪府)

 

| | コメント (2)

2009年10月10日 (土)

浦霞(宮城県)でみちのくへ翔ぶ

Urakasumihiya5

 秋だからひやおろしか、ひやおろしだから秋か。
 ことによると、今が一年でもっとも酒のうまいときかも?

 なんでもいいから一本……と思いながら酒店へ。
 なつかしさもあって『浦霞(うらかすみ)』((株)佐浦――宮城県塩竃市)を選ぶ。
 『浦霞』は学生のころ、友人にすすめられて憶えた銘柄だ。
 ほろほろしつつ、二十年ちかく前に訪れたはずの塩竃の街を思い出そうとするが思い出せず。で、想いは同じ宮城の気仙沼、果てはカマつながりで岩手の釜石などへ飛んでいった。

 気仙沼の『いろり』という、ヘンコツ親父がやってる居酒屋がおもしろかった。ここは物書きを名乗っていたころ、『小説新潮』の取材で訪れた。
 ちょうど戻りガツオの時季だった。
 「これがフントのモドリだ!」
 超大盛りのカツオの造りだった。

 マッチになにやら書いてある。
 「大将、これなんちゅう意味ですか?」
 「書いてあるとおりだ!」

 「また来ますワ」
 「もう来んでいいぞ!」

 おみやげにサンマのしょうが煮をもらった。これまた大盛り(笑)

Kesennumairori12 Kesennumairori22
 今宵も酒がうまい。健康な身体で働いていれば――が標準語訳……と店主より教わった。


 また、釜石の街なかにあった呑兵衛横丁を思い出していた。
 一杯飲み屋の看板がひしめきあっているのが壮観だった。小生、オートバイなので見学しただけだったけど。

1991kamaishi50_2
 1991年08月02日 岩手県釜石市 ペンタックスのコンパクトカメラで撮影

 等々。

 一本(四合瓶)呑みきって翌日爽快。
 
   酔うてカラ瓶と寝ていたよ―― fefefe
 

 SONY α350
 SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
 ●『浦霞』特別純米酒ひやおろし (宮城県)
 
 ※上掲句のネタ元はもちろん、山頭火の『酔ふてこほろぎと寝てゐたよ』です。

 

| | コメント (4)

2009年8月29日 (土)

千曲錦(長野県) - おかんの土産酒

Chikumanishiki
 

 このお盆に、行きつけの酒場のおかんが、避暑先の信州からメールを寄こし、よっぽど機嫌がよかったのか、「なんぞ酒でも買うて帰ったろか」と言ってくれるので、ちょっとややこしそうなやつをたのんでみたら、それは見つからなかった。「ほなマ、適当に選ぶで」と言うから、「純米酒にしてくれ。吟醸は要らん」といただく立場でありながら注文をつけ、待っていたところ、これ(↑ちくまにしき)をさげて帰ってきた。

 冷たくして呑んだ。
 これがまた口当たりよく、いわゆるウマ口の酒であって、あり合わせの菜を肴にやりはじめると、なんや知らん間に呑んでしまっている。
 味すらも覚えていないが、エエチョーシになっていたのはまちがいなく、「酒のほうから」勝手に入ってきよる具合であった。

 やっぱり日本酒はよい。
 こいつを呑みながら、自分の記憶のなかの信州を思い浮かべてみれば、いっそうウマく感じたことである。
 

 SONY α350
 SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
 ※グラスは北海道小樽の《北一硝子》製。

 

| | コメント (4)

2009年8月 8日 (土)

ビアガーデンよ、さようなら

 毎度の気の置けぬオッサンキャンプメンバーで梅田の某ビアガーデンへ突撃。
 実はココ、時効だろうから書くが、高校生時代の夏、よく飲みに来ていたところである。友人がバイトしていたのだ。いろいろと愉しいことがあった。詳細は省略す。
 

Bgng6
 ↑前回の大野山キャンプをブッチしたNG氏が復帰。背後を見ると空いているようにみえるが、これは閉店間際ゆえ。この日、超満員。われわれも予約のうえ、乗りこんでいた。
 

Bgsn6
 ↑長々と呑みつづけるタイプ、馬でいえば典型的ステイヤーのSN氏。時間の限られた電撃戦は苦手のようだ。
 

Bgytt6
 ↑黒ビール派。YT氏。
 

Bgnsy6 
 ↑それなりに盛りあがるが……。
 

 ビアガーデンも様変わりした。
 飲み放題・食い放題。ビールはジョッキをもってもらいにゆく。料理は積んである皿を手にして好きなのを取るバイキング形式。

 アカン。
 お代わりのたびに席を立つことになり、会話は途切れる。せわしない。
 やっぱり、手のでかいニーサンがジョッキを6つも8つもつかんで、泡をこぼしながらそのへんを行ったり来たりしてくれんと……。
「たのむで」のひとことでビールがサッと運ばれてこんと……。
 私は酒場で働いた経験があるけれど、なれてくると10件くらいの注文は一発で頭に入るものである。
 ほどなく、(たとえば今回は4人だから)4つのジョッキがドンとテーブルに届くときの小気味よさがほしい。

 全員不完全燃焼!

 料理もたいしたことない。そのせいか、各テーブルには盛大なる食べ残し。美しい光景ではない。
 もうビアガーデンはやめた。
 やっぱり、焚火でエンエンとグイグイ――がよろしいワ。
 

 SONY α350
 SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
 place: 大阪梅田

 

| | コメント (6)

2009年7月 7日 (火)

Yさんとの思い出 - パット・メセニー 『トラヴェルズ』

 

Pattravels3

 

 ふと、どこかへ行きたくなる――。
 そんなときに浮上してくるのがこのアルバムだ。
 逆に、これを聴くとどこかへ行きたくなる、というものでもある。


 酒場でバイトしていた学生時代、店の客で顔なじみだった大阪大学の大学院生Yさんに連れられて、千里山(関西大学近く)の《華》という居酒屋へ行った。
 私は関西学院大の学生で、Yさんは阪大である。それがなぜか関西大エリアの居酒屋だった。バイト先からは、かなり距離があった。
 そこで、Yさんの後輩Oくんが合流した。大阪外大を中退して就職活動中という男で、その酒場からそれほど遠くないところに住んでいた。私は、Oくんとは初対面だった。
 3人で、そのころはマイナーだった芋焼酎をガンガン呑み、Oくんの部屋で続きをやろうとなった。
 Oくんの住まいであるマンションのバルコニーは、『さつま白波』の空瓶で埋めつくされていた。50本くらいはあったのではなかったろうか。

 前置きが長引いた。
 その部屋でOくんが流していたBGMがこの『トラヴェルズ』だった。

 朝まで呑んだのはまちがいないが、どうやって帰ったのかは憶えていない。
 それでもこのディスクのことを思い出したのは、自分の学生手帳に、乱雑な文字でアルバムのタイトルが書かれてあるのをあとで発見したからである。
 それを記したことも記憶になかった。だが、気に入ったという印象だけは、かろうじて残っていた。
 私はCDを買うことにした。関学の生協で購入したはずである。


 Yさんは、その後英米へ留学したらしい。だいぶ経ってから、テレビに出ているのを偶然観た。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で働いておられた。カブール事務所の所長をされているか、あるいはやめられた直後ではなかったか。911後、にわかにアフガニスタンが緊張しはじめたころで、それについて語っていらした。
 私はつい笑ってしまった。Yさんはやや酒乱の傾向があった。それがすまし顔で、深刻な問題について淡々と解説していたからだった。

 Yさんの引っ越しを手伝ったことがある。私のほかに、何人か友人らがかり出されていた。男一人分とはいえ、書物の量がハンパではなかった。その夜もやっぱりあの《華》へ行った。
 またある日の夜遅く、店にYさんが来て、今からウチで呑むから来い、と言う。私はバイトが終わってから、Yさんのアパートへ行った。
 宴会が始まっていた。阪大の学生が5、6人おり、みなおとなしく呑んでいた。すると、酔ったYさんが突然、腹を立てはじめた。「おまえら、暗いんじゃ!」、そう言って一人の学生をげんこつで殴ったりした。
 私は阪大とは無縁で、いわば彼らの輪の外から来た人間だった。おもろいとは思ったが、このまま傍観するわけにもいかない。
 だれも止めそうにないので、私がYさんを羽交い締めにして抑えた。するとYさんがまた怒った。私にではない。むしろ、私はほめられた。「身体をはって止めるんはこいつだけや! おまえら根性ないんや!」と学生らに向かってわめきちらした。たしかに、我関せず、といった感じの連中だった。
 卒業したら(※そのころは卒業するつもりでいた)記者になるつもりだ、と言うと、これくらい読んでおけ、と言って、林達夫や、宮武外骨の本をくれたりした。
 ロバート・B・パーカーの『愛と名誉のために』をすすめられたりもした。主人公が、酒に酔ってベロベロになるシーンがある。私はカウンターでYさんが『火宅の人』(壇一雄著)を読んでおられたのを記憶している。のんべとはそういうものなのだろうと今、思う。

 そんなことを思い出すと、やたらなつかしくなって、なんとか連絡をとりたいと思い、あちこち電話してみたが、自分がどこの馬の骨やらわからぬせいか、埒が明かない。そこで、世話になっていた新潮社の編集者に、UNHCRへ電話を入れてもらった。新潮社の看板なら、という計算があった。
 しかし、「Yさんがどこにいるのか事務所でもわからない」とひどく合点のゆかぬ回答で、埒が明かぬことに変わりはなかった。
 後日、朝日新聞(関東版)の「ひと」欄にYさんが出たのを知った。朝日新聞社に電話し、あれこれと事情を話して、Yさんのメールアドレスを教えてもらった。今ほどには、個人情報の管理にうるさくなかったようである。
 私はメールを送ってみた。しかし、返事はかえってこなかった。

 その後しばらくたってからだったか、『カブール・ノート』というYさんの本が出て、評判になっていた。版元の幻冬舎の人間とは名刺交換程度ならやっていたが、それだけで「たのむワ」とは言いづらく、『カブール・ノート』についても、そのうち手にしようと思いつつ、そのままになってしまった。


 いろんなひとと遇った。
 忘れてしまった出会いもあるだろう。
 Yさんのことを忘れられないのは、芋焼酎の魅力を教えてくれた人だからである。当時は、イモ愛飲派はごく少数で、芋焼酎自体を置いていない店も多かった。
 それを勧められて、呑むようになった。
 あれから20年が経つ。
 ネットで検索してみたら、Yさんは現在、国連の関係機関の職員をされているようだ。
 もはや、連絡をとろうとは思わない。お元気であればそれでいい。


 『トラヴェルズ』のことをさらりと書くつもりが、豪快に脱線した。
 人生はトラヴェルズ――。
 人と出会い、音楽と出会う。
 あの日、あの人と出会わなければ、この曲とも出会っていなかった――そんなことがあるものだ。

 ひさしぶりにこのアルバムを聴きながら、焼酎あおってみますかネ。
 そしてオレは、やっぱりどこかへ行きたくなるんだろうナ。


 ◆トラヴェルズ / パット・メセニー・グループ・ライヴ (ECM J58J 20083/4 CD-JAPAN)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 1日 (水)

まぼろしの酩酊盤

Aho01sq

 昼間っから呑み、どうやって帰ったのか……。
 翌日、カメラをチェックすると上の画像が飛び出してきた。
 どうやら、クルマのミラーを写したものらしい。
 そういえば、撮ったような気もする。
 どうしょうもない。
 

 SONY α350
 SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
 place: ?

 ※『酔って候』……詞 / 曲 柳ジョージ 歌 / 柳ジョージ&レイニーウッド

 

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2009年6月27日 (土)

主は酒なり - 銘酒蔵 《昌佳》

Shoka58
 

 高校時代からのツレのお店。
 長いこと不義理してました。1年か2年か……。とにかくひさしぶり。
 わが身中に巣くうグータラの虫をたたきつぶしてようやく訪問す。

 見たことも聞いたことも、もちろんさわったこともない酒ズラリ。
 まさに、主(しゅ)は酒(しゅ)といった趣きだ。

 オール店主任せ。日本酒メインにあれ呑み、これ呑み……。
 メモとらず、写真撮らず。わずかに一枚が↓の焼酎。
 

Shokabk58
 『紅金時』 (鳥取・吉見酒造)

 鳥取のイモ焼酎。これがなかなか。
 酒蔵は本来清酒メーカー。原料のさつまいも(金時芋)のみならず、米麹にもこだわった。
 濃厚、芳醇、馥郁の香り満開。ホコホコのコロコロ。
 ヴィンテージ仕様のラベルにも味がありますナ。


 どうも、ごっつぉさん。
 酔イマシタ……。
 

 SONY α350
 SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
 place: 銘酒蔵《昌佳(しょうか)》 (※吹田市広芝町。地下鉄御堂筋線「江坂」駅下車南東方向徒歩3分)

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月13日 (水)

京北町にて

 いつのころからか、春になると訪れる。GWに訪れる。春でなくても訪れる。GWでなくても訪れる。すなわち年に何度か訪れる。
 このGWには、よくわからぬめぐりあわせで2度、訪れた。

 京北町――。
 今は周辺の町と合併し、南丹市の一部となった。
 山河がつねにそこにあり、田舎の風景と空気をふんだんに愉しむことができる。
 酒蔵もある。

 道端にはおびただしいタンポポが咲いている。ときにスミレも見かける。最近は、チューリップが目立つ。とくに違和感はない。れんげ畑も減少傾向にあるものの、今回はあらたなポイントを発見した。
 

Dl09keihoku0158
 ↑タンポポが咲き乱れる草地でホカ弁食った。このあたりのタンポポは国産が多数を占める。小さなハチがもぐりこんでいた。
 

Cmv09keihoku0558
 ↑Aランクのれんげ畑。やや右下にモンキチョウ。フェンスで囲んであり、間近で観賞できないのが残念だ。養蜂用だろうか。望遠で撮った。
 

Cmv09keihoku0158
 ↑上の畑の横を通るアスファルトにレンゲ。飛ばされたか、こぼれ落ちたかした種子が根を張ったらしい。手前はスミレ。
 

Violet09keihoku02158
 ↑スミレを主役にしてみた。ハムシが乗っかっている。
 

Cmv09keihoku02t58
 ↑ホイール越しに撮る。

 

Cmv09keihoku0358

 

Cmv09keihoku0658

 

Cmv09keihoku0458
 
 

Tanbamegumi58
 ↑地酒をやりながら、思い出す風景がある。

 
 
 写真は京北の酒蔵、羽田酒造の『初日の出』〝丹波のめぐみ〟。なかなかいい酒です。
 

 SONY α350
 SONY 135mm F2.8[T4.5] STF (SAL135F28)
 TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
 TOKINA AT-X Pro AF80-200mm F2.8

  

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月10日 (日)

麦畑

Mugi0358
 

Mugi0258
 

Mugi05040158
 

Mugi05040258

 
  風が渡る。
  麦畑がWAVEする。
 

 SONY α350
 TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO
 SONY 135mm F2.8[T4.5] STF (SAL135F28)
 place: 京都府亀岡市

 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年5月 9日 (土)

京都亀岡の酒

Okinatsuru0258
 

Okinatsuru0158
 

Okinatsuru0358
 

Okinatsuru0458

 亀岡の酒蔵、大石酒造の前を偶然通りかかった。銘柄は『翁鶴(オキナツル)』。
 運転中は当然呑めぬ。それだけに、帰宅後、地酒をイッパイやる愉しさには格別なものがある。したがって、酒蔵の前を素通りするのはむずかしい。

 選んだのは『翁鶴』〝丹波の地酒〟。店頭では甘口表示も、実際口にしてみると、そんな印象は薄い。常温でいただいたが、ちょっと冷たくしたほうがさらによさそうか。
 

 SONY α350
 SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
 place: kameoka, kyoto



 【やぶにらみ映画評】 『原子怪獣現わる』(1953) 『ゴジラ』(1954)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)