ローラ・ボベスコ (4) - ベートーヴェンのロマンス2曲
ベートーヴェン ロマンスト長調作品40&ヘ長調作品50 Beethoven: 2 Romances
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン) エドガール・ドヌー(指揮) ベルギー国立放送新交響楽団
Lola Bobesco (vn) Edgard Doneux & Nouvel Orchestre Symphonique de la RTBF
recorded in 1980s
( talent DOM 291003X CD-BELGIUM )
ボベスコのベスト・パフォーマンスの一つ。
それほど好んで聴く作品ではないので、大きなことは言えぬが、ボベスコのディスコグラフィにとどまらず、この曲の全演奏のなかでもトップクラスに数えられるべきものではあるまいか。
全盛期の冴えは後退しているものの、優雅さにはいっそうの磨きがかかっている。
淡い逆光のなかで輪郭を浮きあがらせている佳人の風情がある。
私はこれを聴くと、映画『カサブランカ』でのイングリッド・バーグマンを連想する。まったく、「ため息もの」と言っていい。
ボベスコのベートーヴェン録音はほかに、ソナタ3曲、協奏曲、弦楽三重奏曲があり、そのすべてが魅惑のひとときをもたらす。
このロマンス、オリジナルのLPではメンデルスゾーンの協奏曲との併録だったようだ。talentが出したこのCDでは、モーツァルトの協奏曲との組み合わせになっている。
で、メンデルスゾーンはどうなったかというと、ベートーヴェンの協奏曲とともに一枚にまとめられた。それならベートーヴェンの協奏曲とこのロマンスを組み合わせたほうがスッキリしたと思う(※日本製CDはそうなっていたようだ)が、なにか理由なり、狙いなりがあったのだろうか。
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