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2010年8月13日 (金)

モーツァルトのK.563 その1 - トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン

 昔から、モーツァルトには得体の知れぬところがあると警戒していた。どこかおちょくられているような気がするのだった。
(鼻持ちならんヤツ……)
 そんなことを感じていたとき、あの映画『アマデウス』を観て、同じように感じている人がおるんやな、とちいさくおどろいたことがある。

 唐突ながら、私は、彼は酒乱だったと思っている。
 酒を呑んでしくじった翌日などにモーツァルトを聴くと、仲間のやさしい声に聞こえたりする。まさに思いやりに満ちた音楽なのだ。これは要するに、同類相憐れむというやつではないか――というのでは根拠薄弱であろうな……。
 
 もひとつ唐突ながら、「モーツァルト宇宙人説」を、どこかで聞いたことがある。なんでも彼は、宇宙のどこからか円盤かなにかでやって来て、地球に30数年滞在したのち、またどこか宇宙の果てへ飛び去ったのだ……と、うろおぼえで、おそらく正確ではないが、そんな話。
 それだけ人間離れしていると言いたいワケでしょうね。理解できますな。
 以前、NASAの火星写真に人影らしいのが映っているのが発見され、一部で愉しく盛りあがっていた。私はふと、「あれはモーツァルトさんやないのか? 酔っぱらって走りまわってたんやないのかなあ……」と思ったりしたものである。
 
 そこで ――。
 モーツァルトでなにか一曲、となれば、私の場合、弦楽三重奏のためのディヴェルティメントを選ぶことになりそう。
 名曲とはこういうもの、という見本のような作品で、この心地よい音楽が50分も流れてくれる。それだけでうれしいものである。
 
 
Zpr56320
 
モーツァルト ディヴェルティメント変ホ長調K563
W.A.Mozart: Divertimento for String Trio in E-flat Major K.563

 トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン
 ZilliacusPerssonRaitinen
  セシリア・シリアクス(ヴァイオリン) ヨハンナ・ペーション(ヴィオラ) カティ・ライティネン(チェロ)
  Cecilia Zilliacus(vn)  Johanna Persson(va)  Kati Raitinen(vc) 
   ( CAPRICE CAP 23795  CD-EU )
 


 まず、トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン盤を挙げてみる。
 女性3人組による563となると聴かぬわけにはゆかぬ――とばかり、発見即ゲットしたもの。
 音楽をやる愉しさ、のようなものが伝わってくる。3人ともうまい。
 演奏よし。ジャケもGOOD。
 
 
 「またやってしまった……」
 そんな朝にはこれ、ケッヘル563。
 マ、それよりも「過ぎたるは……」ってことでしょうがネ。
 
 


 【シャコンヌ狂時代】
  ヤッシャ・ハイフェッツ Jascha Heifetz ( H )( 1935 )
  ヴェルナー・ヒンク Werner Hink ( H )( 2000, 2002, 2004)
  朝枝信彦のBWV1002&1006 ( & )( P1985 )
  玉井菜採のBWV1002 ( & )( 1995 )
 
  

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