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2010年8月 4日 (水)

ショパンのピアノ協奏曲第2番 - ツィメルマン&カラヤン LIVE

Zimermanchopin220

ショパン ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21
F. Chopin: Piano Concerto No.2 in f minor, Op. 21

 クリスティアン・ツィメルマン(ピアノ)
 ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ( 1980 live )
  Krystian Zimerman(p)  Karajan / Berliner Philharmoniker
   ( EXCLUSIVE EX92T41  CD-? )
 


 ショパンの協奏曲は2曲ある。
 弾き手も聴き手も、第1番のほうを好む人が多いようだが、私は第2番派。2番となっているものの、実際は先に作曲されている。
 「これ」というディスクは、1番にくらべてすくないように思う。
 私的ベストは、クリスティアン・ツィメルマン(ツィマーマン)がバックにカラヤンを得たライヴで、オケはベルリン・フィル。海賊盤である。
 
 昔、FMで放送されたのをカセットテープにエアチェックし、それをずっと愛聴していた。
 ところがある日、まちがえてRCサクセションを重ね録りしてしまった。
 このRCが、たとえば非市販音源のような貴重なものだったなら、まだなんとかあきらめもつく。ところが、レコードをコピーしただけであり、すなわちいつでも都合のつく音源だったから、これほどの大チョンボはなかった。
  
 とにかく、ツィメルマンのほうは取り返しがつかない。
 カセットをプレーヤーにかける。清志郎が『まぼろし』という曲をうたいおえると、唐突にツィメルマンのピアノが聞こえはじめる。第2楽章の半ば以降が生き残っていた。
 それでも完全消去するにしのびず、そのままもっていた。
 
 やがてCD時代が到来し、海賊盤は、以前ほどは出なくなるだろうと思っていたら、なんのことはなく、海賊の暴れっぷりはLP時代以上となった。
 代表的存在だったのがEXCLUSIVE というメーカーで、元気よくいろんなものを出した。チェリビダッケとか、カルロス・クライバーとか。
 何枚かを手に入れて、吃驚させられた。
 演奏にではなく、CDに封入されているペラジャケにだ。既発盤のラインナップが掲載されており、そのなかに、ツィメルマン&カラヤンの、あのショパンが含まれていたのである。
 
 知ったその日に、主要音盤店に電話をかけまくった。
 梅田茶屋町の《WAVE》に在庫があった。
 
 ステレオ録音。音質はそこそこ。しかし、内容は最高。
 ツィメルマンのピアノはみずみずしく歌心満点で、カラヤンのサポートも気合い十分。
 カラヤンがこの曲を振った録音は、現時点でこれが唯一と聞く。
 
 うしなったものが還ってきたこともあって、当時はこれに〝海賊レコード大賞〟をやりたいと思うほどに感激した。
 1980年09月01日、ルツェルン国際音楽週間でのライヴ。 
 カップリングはポリーニ&カラヤンによるベートーヴェンの協奏曲第3番。こちらはほとんど聴いていない。
 
 たしか元ベルリン・フィルの安永氏が語っていたのだと思うが、この二人が共演する際のリハーサルで、 ツィメルマンはカラヤンにさえ持論を主張、一歩も引き下がらなかったとか。二人の年齢差は、実に四まわり違いである (※このショパンを演奏したとき、ツィメルマン23歳、カラヤン71歳)。最後は、大人げないと思ったか、カラヤンが譲歩したという。
 このコンビは、シューマン&グリーグをDGへレコーディングしている(1981&82)。
 
 
※ピアノ・リサイタルというものにはほとんど足を運ばないが、このツィメルマンはさすがに聴きに行った (97年06月09日)。プログラムが売り切れで買えなかったのが、腹立たしくもめずらしい経験として忘れられない。またこの日、ツィメルマンはアンコールで可憐な小品を2曲演奏。それがタイトルなしの曲(即興だったかも?)で、なかなか彼らしいと思ったことだ。
 
 

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コメント

fefefeさん

ご無沙汰をいたしました。
ツィメルマンに限り、ビアノコンサートには、めったに行かれないfefefeさんが行かれた由、さもありなんと思われました。それは、ツィメルマンがアンコールにあまり知られない、可憐な小品を二曲演奏したと言う所によく現れていると思いました。

私も、去年の初頭、ツィメルマンが浜松に来たので、ともかく出掛けました。よく演技や演奏に使われる言葉に「けれんみが無い」 と言う言葉がありますが、ツィメルマンの特徴は、言葉の良い意味において「けれんがいっぱい」 の演奏で、それは嫌味なく、板についた、例えは悪いですが、美空ひばりのステージを見るようで、良くも悪くも、ステージに華があるからだと思いました。

投稿: miccha | 2010年8月 6日 (金) 10:49

micchaさん、どうも。ひさしぶりです。

私もmicchaさんと、おおむね同じ印象をもってます。
彼がジャズをやったらおもしろいのではないかと思うことがありますね。

それにしても、このショパンが正規盤で出たらいいんですけどね~。
ショパン協奏曲については、弾き振り盤なども出ているようですけど、まだ聴いてません。

そういえば、だいぶ前に出したラヴェルの協奏曲(ブーレーズ指揮)が、私的にはやや期待はずれで、何度か聴いただけでそのままになっています。これを機に、もう一度聴きなおしてみますワ。

投稿: fefefe | 2010年8月 7日 (土) 08:27

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