午前十時の映画祭 - 『明日に向って撃て!』鑑賞

『雨にぬれても』 "Raindrops Keep Fallin' On My Head" (1970)
歌 / ビリー ・ J ・ トーマス 曲 / バート・バカラック 詞 / ハル・デイヴィッド
B.J.THOMAS(vo) BURT BACHARACH and HAL DAVID
( TEICHIKU-SCEPTER UP-71-S EP-JAPAN )
東宝の好企画、午前十時の映画祭――。
交通至便ゆえ利用している《TOHOシネマズ西宮OS》では先々週、『明日に向って撃て!』("Butch Cassidy And The Sundance Kid") を上映。それを観てきた。
スクリーンで観るのは30数年ぶり。私は中学生のときに、ニューマン・ファンだったので、大阪の映画館へリバイバルを観に行ったことがある。
超楽天的な山賊コンビの逃走活劇。ストーリーは単純も、作品そのものの香気、音楽、役者陣の魅力によって、極めつきの快作に仕上がっている。
内容については省略することとして、ここでは主題歌である『雨にぬれても』について記してみたい。私的には坂本九と六八コンビによる『上を向いて歩こう』と双璧の愛惜ナンバーです。
映画『明日に向って撃て!』 の公開はアメリカが69年9月、日本は70年の2月である。
70年といえば、日本が大阪万博大盛況でエッサッサとなった年だった。
私がこの曲につかまったのは、万博の2年後――1972年のことであり、祭りの舞台は北海道へ移動していた。
札幌オリンピックが開催され、70メートル級ジャンプで、笠谷、金野、青地の三選手が表彰台を独占したりして、おおいに盛りあがった。私もTVで観られる競技はすべてと言っていいほど夢中になって観た。記念硬貨(100円玉)も発行され、親が持ち帰ってきたそれを日がな一日さわりたくったりした。
女子フィギュアで、3位のジャネット・リンが異常な人気の的になった。が、私がなにより忘れられないのは2位となったカナダのカレン・マグヌセンである。
競技に決着がついたあと、上位入賞者によるエキシビションというのがおこなわれる。そこでマグヌセンはパラソルを手に演技を披露、そのときの音楽がこの『雨にぬれても』だった。
あの光景を、五輪が閉幕したのちも忘れられず、今も忘れられないでいる。
『雨にぬれても』といえば、バカラックであり、ビリー・トーマスであって、詞を書いたハル・デイヴィッドは、なんとなくうしろに隠れてしまっている感もあるが、この詞もたいそう魅力的だ。
雨が降ってる。
気分がしっくりこない。
まるでサイズの合わないベッドに寝かされているみたいやないか。
で、おてんとさんに文句を言ってやった。
「あんたのそのやり方、気に入らんゾ」とね。
「仕事サボってもろたら困りまっせ」と。
雨くらいどうってことないんやけどね。
そのうち幸せは向こうからやってくるわけやし。
雨くらいじゃまいらない。
涙はオレに似合わない。
なにしろ、オレは自由。
心はいつも晴れてるさ。
……とそんな感じの内容。
オートバイで旅をする。空の色が変わり、落ちてくる。合羽を着こみ、じゃじゃ降りのなかを走らされることがある。そんなとき、私は決まって、この唄をうたっていたものだ。ヤケクソ気味にうたいだす。するといつしか気持ちは晴れているのですな。
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コメント
俺も見てきた。部分的には記憶はあるが、結構忘れてるもんやな。
だから、かえって良かった。
ポールはヤッパええわ。傷だらけの栄光 ハスラー 暴力脱獄
等もやってくれたら行くのにナア
投稿: siroika | 2010年3月24日 (水) 11:57
ハル・デイヴィッドにも光をあてられるあたりは、FeFeFe's Barの眼差しの確かさを再確認させられます。fefefe訳、いい感じ。
私の太陽は本日も、どうやらお仕事をサボリ中ですが、まあ、良しとしますか(笑
投稿: 庵主 | 2010年3月24日 (水) 14:04
siroikaさん、どうも。
午前十時の映画祭は、けっこう入ってますし、第2弾をやる可能性高い……かもしれません。そこで期待しましょう。
投稿: fefefe | 2010年3月25日 (木) 08:31
庵主さん、ひさしぶりです。
今週のおてんとさん、大型連休なみですな……。さすがにうんざり気味でございます。
投稿: fefefe | 2010年3月25日 (木) 08:33