« 柴田敬一 《ライツ・アンド・シャドウズ》 | トップページ | winter silhouette »

2009年12月13日 (日)

ベートーヴェンの第9 その壱 - フルトヴェングラー52年盤 

Furt32525
 
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調作品125
Beethoven: Symphony No.9 in d minor, Op. 125

 フルトヴェングラー / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ( 1952 live )
  Whilhelm Furtwängler / Vienna Philharmonic Orchestra
   ( 独フルトヴェングラー協会 TMK002038  CD-GERMANY )


〝われにおいて最高〟の第9。
 フルトヴェングラーが1952年02月03日に振った録音だ。LP時代は〝ロココの第9〟として知られていたものである。
 日本では節分と称する日に当たるが、「福は内」とは無縁で、逆に鬼を招き寄せているようなおそろしい演奏となっている。
 オケはウィーン・フィル。

 第1楽章の冒頭からただならぬムード。このおどろおどろしさは、フルトヴェングラーの他の盤ではみられない。
 そして第4楽章。最終コーダにおけるブチキレざまは、人間業を超えており、発狂したのではないかといぶかるほど凄絶をきわめている。聴いているこちらが固まりついてしまう。もはや歓喜をつかむどころではない。地蔵菩薩の降臨を目の当たりにするかのようだ。

 ウィーン・フィルというと、優雅なイメージがあるが、これなどを聴くと、ひじょうに危険なオーケストラであることがわかる。

 年末ということで、愛聴第9を10枚ばかりならべてみたい。

 

|

« 柴田敬一 《ライツ・アンド・シャドウズ》 | トップページ | winter silhouette »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 柴田敬一 《ライツ・アンド・シャドウズ》 | トップページ | winter silhouette »