ベートーヴェンの第9 その壱 - フルトヴェングラー52年盤
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調作品125
Beethoven: Symphony No.9 in d minor, Op. 125
フルトヴェングラー / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ( 1952 live )
Whilhelm Furtwängler / Vienna Philharmonic Orchestra
( 独フルトヴェングラー協会 TMK002038 CD-GERMANY )
〝われにおいて最高〟の第9。
フルトヴェングラーが1952年02月03日に振った録音だ。LP時代は〝ロココの第9〟として知られていたものである。
日本では節分と称する日に当たるが、「福は内」とは無縁で、逆に鬼を招き寄せているようなおそろしい演奏となっている。
オケはウィーン・フィル。
第1楽章の冒頭からただならぬムード。このおどろおどろしさは、フルトヴェングラーの他の盤ではみられない。
そして第4楽章。最終コーダにおけるブチキレざまは、人間業を超えており、発狂したのではないかといぶかるほど凄絶をきわめている。聴いているこちらが固まりついてしまう。もはや歓喜をつかむどころではない。地蔵菩薩の降臨を目の当たりにするかのようだ。
ウィーン・フィルというと、優雅なイメージがあるが、これなどを聴くと、ひじょうに危険なオーケストラであることがわかる。
年末ということで、愛聴第9を10枚ばかりならべてみたい。
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