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2009年1月13日 (火)

ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル

Hahn58bw
 

 注目のヒラリー・ハーンを聴いた。
 とくに高域の清澄な音色がすばらしい。しかし、今回のプログラムは、彼女の魅力を全開させるには渋すぎたかもしれない。
 イザイ(無伴奏第4&6番)、アイヴズ(ソナタ第1、2、4番)、ブラームス(ハンガリー舞曲集)、バルトーク(ルーマニア民族舞曲)――というもの。ハッキリいって、胸がときめくものではない。ハーンでなければ、まちがいなくスルーしていた。

 私的にはアイヴズの第2ソナタがよかった。
 アンコールはパガニーニのカンタービレ、ブラームスのハンガリー舞曲第5番(再演奏)。

 よそではバッハ無伴奏の第2ソナタ、エルンストの『夏の名残のバラ』をやったようだ。両者とも私的愛惜曲で、なんでこっちでやらんのか、と腹が立ちもしたが、これらをもうすぐディスクで聴けることを願って待つことにする。
 私は聴き終えて、なんとなく、「彼女にはシューベルトがよさそうだ」と想った。幻想曲、ソナチネ……聴いてみたい。

 終演後、サイン会があり、それこそ長蛇どころか長龍の列ができていた。意外だった。
 今日の聴衆の反応が今イチであり、物音をたてたり、無遠慮に咳きこむのが何人もいるなど、マナーの悪さを感じていたからである。「演奏なんてどうでもええ。有名人やから来たんや」という人種がすくなからずいたのかもしれない。
 私は、サインを求めることはあまりしないのだが、今回は別。はしたなくもならんで、いただいた。なにしろ相手は天才ですから。
 伴奏のリシッツァも、評価の高いピアニストであることを記しておかねば気の毒であろう(※私はイダ・ヘンデルの伴奏をつとめたCDをもつのみであるが)。


 ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル ~於兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
 

 SONY α350
 TOKINA AT-X AF100mm F2.8 MACRO

  

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コメント

私も行っていたのですが、やはりFeFeFeさんも聴きに行かれてたのですね。
ホール内に漂う強いフォースを感じていました(笑

今回の記事、何度もうなずきながら、拝読しました。
やっぱり、うまいこと書かはるなぁ、と今更ながら感じ入ります。
私は色々な事情で、あまりコンサート等には足を運べないのですが、ハーンはどうしても聴きたかったので、まずは、嬉しかったです。
ただし、バッハの無伴奏を演奏してくれたら最高なのにぃ~とは、やはり、思いますよね。

ところで、私も“長龍”の列に並んでしまいましたが、さすがのFeFeFeさんも、天才ヒラリー・ハーンの誘惑には抗えなかったようで、サインを求められたとのこと。少々安心しました(笑

投稿: 庵主 | 2009年1月13日 (火) 12:48

庵主さん、行ってはりましたか。

サイン会、あれほどの列ができているのははじめて見ました。昨日はもう、流れ作業的で、サインをもらったというより、ハンコ押してもらったという感じでしたねえ(笑)。
ペンを握った手のほう、大丈夫だったんでしょうか。列に加わった者としては、二人のレディに、ちょっとスマナイ気がしております。

今でもじゅうぶん魅力的なハーンですが、身震いするほどの感動をくれるのは、もうすこし先ですかね。
いずれにしても、新録音が楽しみです。

投稿: fefefe | 2009年1月13日 (火) 17:47

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